生活費を補うために借り入れた債務について、破産による免責が認められた事例

ご依頼の背景

趣味のバイク購入のために、約８０万円のローンを組んで返済を続けていたが、その後何度も転職し、次の仕事の収入が入るまでの生活費やローンの支払いをサラ金からの借り入れで補うようになり、借金が増えていった。
一時は、アルバイトも掛け持ちする等して借金の支払いをしていたが、そのために体調を崩し、仕事を続けることが難しくなり、収入の増加も見込めなくなった。
一度、特定調停の申立てもしたが、返済資金が不十分なため、裁判所の勧めにより、今回の破産申立てに至った。

弁護士の見通し

転職を繰り返したために、収入が安定せず、生活費の不足を補うために借金を増やしたものであるが、借金総額も比較的多くはなく、体調不良のため、今後直ちには収入の増加はみこめないとして、破産を決意するに至ったもので、免責許可の見通しはある。

サポートの流れ

収入も少なく、資産もほとんどなかったため、提出資料としては、給与明細書と、銀行口座の通帳が主なものであった。家計収支表の内容も、質素な生活をしていることが、わかる内容であった。法テラスによる弁護士費用の立替制度を利用した。

結果

集団免責審尋を経て、問題なく免責許可に至った。